汀が大切にしていること
キリスト教保育

当園ではキリスト教の精神を基に保育を行っています。
毎日の礼拝の中では、私たちをいつも見守ってくださっている神さまに、感謝の祈りを捧げます。あたりまえに思えるものでも、自分たちがあらゆる人やものに支えられているということに気付いたり、幼い頃から「世の中の全ての生命を尊ぶ気持ち」「人に対する思いやりや優しさ」「感謝する心」を子どもたちの中にしっかりと根付かせたいという思いで保育を行っています。
キリスト教の精神を通して、守られているという安心感と自分だけでなく他を思いやる心配りなどが、子どもたちの心を育てています。
子どもの学びは
遊びから

昔に比べると、現代は周りを取り巻く環境が変化してきて、子どもたちが自由に遊べる環境が少なくなってきています。
遊びに必要な時間も制約され、自由に遊べる生活空間も乏しくなり、子ども同士の関りも減ってきていて、遊びに大切な要素である『遊びの三間(時間・空間・仲間)』が、失われつつあるのが現状です。
子どもたちにとって乳幼児期の「遊び」はとても重要です。遊びの経験を通して心身の発達を促したり、豊かな感性が育つと共に、好奇心や探求心、意欲や達成感などの子どもたちにとっての生きていく力(非認知能力)が育まれていきます。また遊びの中で友だちと関わることで、協同性が生まれたり、道徳性を養い育てていきます。遊びの三間が揃っている幼稚園の環境だからこそ、この大切な乳幼児期に、決して座学では学ぶことができない、遊びを通しての目に見えない『心の教育』を行うことを汀では大切にしています。
おはなしの時間

子どもたちは、朝の礼拝の時間には素話を聴いたり、帰りのお集まりでは毎日絵本の読み聞かせの時間を楽しみにしています。
おはなしの時間は、子どもたちが嬉しさや悲しさなどの様々な気持ちに触れることによって、情緒の発達を促し想像力を育て、豊かな感性が育っていく情操教育を行うために大切な時間であると考えています。
また、お話をする保育者の声は、子どもたちに安心感を与えて親密感も高まり信頼関係も強くなって、子どもとの触れ合いの大切な時間にもなっています。
けん玉の時間

年長組の教材にけん玉を取り入れてから、約30年になります。
けん玉は子どもの心身の発達に大きな役割を果たしています。膝を使い、リズムやバランスを取りながら集中力を養うことができます。また、けん玉に取り組む意欲や忍耐力、けん玉を友だちと楽しみながら行うことで協調性や共感が生まれ、「できた」という充実感や達成感は自信に繋がっていきます。まさに、けん玉を行うことで、目に見えない心の発達(非認知能力)が備わっていきます。
保護者の送迎

慌ただしい子育ての毎日の中で、幼稚園の行き帰りの些細な時間も、親子の大切な時間であると考えています。
幼稚園までの道のりで親子の会話が弾んだり、自然の移り変わりを一緒に肌で感じたりと親子で共に過ごせる大切な時間です。
また、親子で一緒に登園することで子どもたちは交通ルールを覚えたり、保護者の方は幼稚園での子どもたちの様子が見れたり、直接保育者や他の保護者の方と話をする機会も多くなり、コミュニケーションの輪も広がっていきます。
手作りへのこだわり

創立当初より、既製ではなく手作りのものを心がけています。運動会やクリスマスのプログラムはもちろん、バザーのおもちゃなど、保育者同士で素材やデザインにこだわって子どもたちが喜ぶものを考えています。おかいものごっこやバザーでは、昔から受け継がれている保育者手作りのおもちゃが、子どもたちをはじめ多くの方に喜ばれています。何でも買える時代だからこそ、温かみを感じるものの大切さを実感しています。